成婚物語

M夫妻編

M夫妻編

 

2025年11月入籍予定♡

交際期間 約1年

 

夫:Tさん 30歳

妻: Kさん27歳

3.11のあの日の記憶。

人生を変えてしまう忘れることなど到底出来ない日。

運命の出来事がまた3.11という日に重なる。

でも、今回はちょっと意味合いの違う思いがけない日となる。

奥様は旦那様にとって救いと愛の女神なのかもしれない。

そう思わせてくれた誠実さと笑顔の物語。

見えない運命の糸が愛のチカラで結ばれていく。

さぁ、悲しみの向こう側へ!

《出会い編》

琢磨)
本日はよろしくお願いします!
ご入籍がこれからなんですか?
Tさん)
そうなんです!
今年の11月に入籍します。
琢磨)
おぉ!今までにないパターン。
フレッシュで嬉しいです。
Tさん)
ははは。
自分の誕生日に籍を入れようってことで決めまして。
琢磨)
絶対忘れない日にしたわけですね。
Tさん/Kさん)
ははは。
そうですね。
琢磨)
早速ですが『恋たま』に登録したきっかけを教えてください。
Tさん)
『恋たま』の利用自体も昨年の8月からなんです。
登録してすぐ彼女と出会えて。
ひとりでしている趣味なども充実していて
ひとりで生きていけるタイプというか、ひとりでも楽しめるタイプだったんです。
絵も描くしひとりでも旅行に行くとか。
ひとりで家でゆっくりするのも全然ストレスはなかったんです。
ただ少し寂しいという気持ちがあったんですね。
というのも宮城出身で。
真剣な話になっちゃうかもなんですが。
東日本大震災で被災した体験があって、その時からずっと、なんだろ…。
相手がいること、自分のことを大事にしてくれる人がいるっていうのが自分の中で夢というか…そういう願いが漠然とあって…。
年齢的にも30歳になる年だったので。
仕事も落ち着いていて心の余裕も出来てきたのでこのタイミングかなと思って登録しました。
うまく言えなくてすいません。
琢磨)
いえいえ、伝わりますよ。
被災の体験からの複雑な気持ちから段々と現実に向き合えるようになってきたという時間軸が。ちなみに「恋たま」はご自身で見つけたのですか?
Tさん)
はい。
ネット検索で見つけました。
琢磨)
宮城から埼玉に引っ越して来たってことですか?
Tさん)
大学が東京で。
大学生になった時に上京して、埼玉に職場がある会社に就職してそこから埼玉に住むようになりました。
琢磨)
色々なことが巡りめぐって埼玉にいらしたんですね。
で、奥様に出会えたと!
Tさん)
そうですね。
大学で上京して埼玉で就職しなかったら「恋たま」に登録してなかったと思うと、素敵なことだなって思っています。
琢磨)
奥様は「恋たま」に登録したきっかけは?
Kさん)
コロナ禍で人と関わることが少なくなってきて。
今は実家なんですけど、親と過ごす時間が増えた中、親がいなくなったら一人ぼっち…
というか寂しいなって思って。
一緒に過ごせる人がいてくれたらな、結婚したいなって思って登録しました。
琢磨)
それはどのくらい前ですか?
Kさん)
3年前です。
琢磨)
おぉ!24歳くらいの時に。
コロナ禍で出会いの機会がなかったとはいえ、早めの対応が功を奏しましたね!
婚活は早く始めれば始めるほど出会いの確率が増えますからね。
「恋たま」はAIでのマッチングでの出会いもありますけど
お二人はどんなパターンで出会われたのですか?
Kさん)
私が検索してメッセージを出しました。
琢磨)
奥様からですか!
旦那さんのプロフィールのどんなところに惹かれたんですか?
Kさん)
写真が白いシャツを着ていて爽やかそうだなと。ははは。
2枚写真が載せられるんですけど、もう一枚は甥っ子さん姪っ子さんと遊んでいるようなほんわかした写真で。
文章も素敵だったので。
琢磨)
では一枚目は誠実さを出した写真にして2枚目は家庭的な雰囲気を醸し出した旦那さんの戦略に見事にはまったと!
Kさん)
ははは。はい。
Tさん)
はい~!ちゃんとはまっていただいて。
ははは。
琢磨)
プロフィール的にはどんなところに惹かれましたか。
Kさん)
しっかり書いてあったよね。
Tさん)
はい。
趣味とか仕事の面とかもイメージが出来やすいように具体的に書きました。
琢磨)
奥様からメッセージが来た時は登録したばかりですよね。
どんな印象を受けましたか?
Tさん)
もともとわたしは奥手なんです。
恋愛に対しては自分からは行動できないというか。
「恋たま」に登録したものの誰にもチェックをいれてなかったという…。
琢磨)
登録だけしてまだ動いてなかったと。
Tさん)
ざっくり検索してこんな方たちがいらっしゃるんだな~くらいで。
彼女以外にも色々な方からメッセージはいただいていたんですけど、
年齢的なところとか趣味が合わないなとかでリアクションしていなくて
そのままになってしまっていたんです。
たまたま友達にその話をしたらお相手に失礼だからちゃんと会ってみてから考えなと
アドバイスを受けて。
琢磨)
ナイスアドバイス!
Tさん)
データじゃなくて直接会えば分かることもあるから会ってみなよと。
すぐ後に彼女からのメッセージが来たんです。
琢磨)
なるほど。
そのアドバイスのタイミングも良かったんですね。
Tさん)
そのタイミングじゃなかったらまだちょっと奥手心が出てしまっていたかもしれません。
琢磨)
友だちさまさまじゃないですか!
Tさん)
本当に足向けて寝むれません!
琢磨)
奥手というか…まぁ、登録したばかりだし様子をうかがっている時期だったんですかね。
エンジンがかかる前段階というか。
そんな時期に来た奥様のメッセージやプロフィールにはどんな印象を受けたんですか?
Tさん)
清楚な印象を受けました。
自分自身が格式ばったというか…ちょっと真面目人間なんで、
なんとなく社交的な感じがすぎる方とか派手目な印象の方が苦手なんですけど。
彼女の場合は落ち着いた雰囲気で。
この方なら話をしていても楽しく聞いてもらえそうだなって写真の印象からも好感度は高かったんです。
でも、その友達のアドバイスがなかったら行動に移せていたかは謎ですね。
琢磨)
では「恋たま」で会ったのは奥様がはじめてですか?
Tさん)
はい。すべてがはじめてです。
お見合いも仮交際も本交際も。
琢磨)
えぇ!
運命にもほどがあるね、それ!
Tさん)
ははは。
本当に最初が最後になりました。
琢磨)
すごっ!
よし探そう!と決心してもおいそれと見つかるものでもないですからね。
なんなら恋たまの婚活EVENTでも100人とは会いましょうと言いますから。
だから諦めずに頑張りましょう!って。
一人目でって…。
100分の1が一番最初に来たという、ラッキーとかいうレベルを超えた状態!
Tさん)
そうですね。
お見合いした時の話の雰囲気とかも一緒に過ごしていて何だか心地いいなという感じでした。
奥手ではあるんですけど決めたら真っすぐなんですよ。
琢磨)
あ~なんかわかる。
真面目がそういう方向に上手いこと作用したんですね。
会う前ではお互い印象も良かったのでしょうけど実際会ってみての違いなどはなかったのですか?
Kさん)
最初の挨拶からすごい爽やかで元気よく笑顔だったので…なんていうんだろ、イメージ通りと言うか。
Tさん)
ははは。
写真の通り?
Kさん)
そうそう。
私は人見知りなのでどうしようと思っていたんですけど繋ぎの話とかもスムーズで
ちゃんとリードしてくれる感じで。
ある意味でお任せ出来てリラックスしてしゃべれました。
Tさん)
こと恋愛に関しては奥手なんですけど姉が二人いるので女性と話すことに対しては全然抵抗感ないんです。
恋愛の空気になると奥手になりがちですけどまだお見合いでこれから関係を作っていく段階なので。
まぁ、ちょっとした緊張はありましたけど、本当に楽しくお話をしましたね。
琢磨)
バランスがいいんですね。
真面目でありながらコミュニケーション能力は高い旦那さんと
人見知りだけど話を聞き空気を読むのは上手な奥様と。
旦那さんは奥様にどんな印象うけましたか?
Tさん)
おしとやかというか…緊張されていたからかご自身からの発言が少なかったんですね。
基本わたしがわぁ~ってしゃべって彼女が聞き手側になってくれて。
ちゃんと聞いてくれる印象を持てて。
ただ、お見合い終わった後にちょっと俺しゃべりすぎたかなみたいな、彼女もっと話したかったんじゃないかなという反省点というか不安がありました。
話を聞いてくれたという安心感も同時にありましたけど。
話しながらそばにいるイメージも湧いてきたんです。
琢磨)
話し手と聞き手のポジショニングがはまったんですね。
でも、その反省がある意味「次」という想いを生んだのかもしれませんね。
Tさん)
そうですね。わたしの方から次のデートの誘いもしましたね。
琢磨)
メッセージは奥様から送ったのがきっかけだけど、お見合いのタイミングからは旦那さんからのアクションに変化していったんですね。
Tさん)
自然とそうなりましたね。
琢磨)
そうなると奥様も安心感がありますよね。
お見合いした時に次の約束をしたんですか?
Tさん)
いや、ちゃんとセンターの方にちゃんとお互い仮交際OKのメッセージを出して。
Kさん)
次の段階に進んでいった感じです。
Tさん)
お互いYESだってわかった時にせっかくなんでここ巡りませんか?という話をしてデートするという流れになりました。
琢磨)
お互いOKが分かった時はどうでしたか?
Kさん)
嬉しかったです。
Tさん)
ホッとしました。
琢磨)
お見合いはやっぱり喫茶店とかですよね。
どのくらい話しましたか?
Kさん)
30分くらいですね。
琢磨)
ホント、真面目にセンターの推奨時間を守っていらして。
Tさん/Kさん)
ははは。
琢磨)
だいたい盛り上がったみなさんはセンターの推奨は30分なのは分かっていたんですけど気が付いたら2時間くらいしゃべっていましたとかおっしゃるので。ははは。
Kさん)
そろそろ30分たったのでそろそろおいとましますか。と言ってきて…。
あれ?盛り上がらなかったのかなって。ははは。
Tさん)
ははは。
琢磨)
真面目が出ちゃって。
Kさん)
システム上そうなんで~って言われて。
大丈夫かなって。
Tさん)
彼女を長いこと拘束するのはよろしくないなと。
自分に時間を使わせてしまうには申し訳なくて。
琢磨)
真面目過ぎてある意味面白くなっちゃっている。
成婚インタビューで何十組もインタビューしてきましたけど結婚されたカップルでそこまできっちり守っていたご夫婦ははじめてかもです。
Tさん/Kさん)
ははは。
琢磨)
でも、良かったですね。
お二人の雰囲気は十分伝わりました。
ちなみにファーストデートはどちらへ?

《デート編》

Tさん)
氷川神社と大宮公園を散策に行きました。
琢磨)
まさに縁結びの神様でもある場所に!
Tさん)
お見合いの時に彼女からの報として、氷川神社に友人と初詣とかに参拝するとか聞いていたので。
いきなりデートで連れまわしてしまうよりも、まず彼女の知っている場所で散歩くらいのほうが安心して過ごせるのかなって思いまして。
彼女から色々なことを教えてもらうイメージでそこにしました。
琢磨)
お見合いの時の旦那さんのしゃべり過ぎた反省を活かし、次は奥様のテリトリー内でおしゃべりやすいようにしたわけですね。優しいなぁ。
そうなると今度は奥様が案内人ですから奥様からのお話が多くなりますもんね。
Kさん)
何度も行ったことがある氷川神社なんで。
Tさん)
普段は出かける時に地図とか案内図とか下調べしていくんですけど、今回は彼女の知っている場所なんでそういったこともせずにお任せしました。
琢磨)
今度は旦那さんが聞き手に回る状況を最初から作り上げたんですね!
そのデートは氷川神社から夜はディナーへとか流れて行ったんですか。
Kさん)
氷川神社で終わりました。
Tさん)
まだお見合いしたばかりなのでそこは夜まで引っ張らずに。
夜ご飯まで誘うとちょっとやりすぎな気がしていたのでお昼の3時間くらいでしたね。
そこはプチデートで抑えてまた次の機会を作るという形にしました。
琢磨)
人見知りな奥様を気遣う誠実な対応ですね。
しかもまた会いたいっていう気持ちになるいいバランスですしね。
Tさん)
その次にはご飯を食べに行きましょうという約束だけはしました。
琢磨)
ちゃんと会話や想いの節々に、自分優先じゃなくてお相手を優先するという想いが感じられます。
ちなみに二人にとっての印象深いデートはありますか?
Tさん)
真剣交際の告白をわたしの方からさせていただいたんですけど。
お見合い1回にデート2回した後のデートの時なので出会って1か月くらいのタイミングで。
琢磨)
真剣交際を申し込むまでの心の昂ぶりを、そのタイミングまでに感じていたんですね。
Tさん)
そうですね。
1回目の氷川神社でのデートの時に彼女からの話もたくさん聞けて。
自分との趣味も衝突しないことや価値観もぶつからない印象を受けて。
2回目のご飯を一緒に食べた時に震災の日が彼女の誕生日だということが分かって、なにか運命のようなものを感じまして。
共通点みつかるとやっぱり嬉しいじゃないですか。
この震災の日は自分の中で大きく価値観が変わった日だったんですよ。
高校1年生の時に生きることの大事さと死というものを深く考えさせられた日になったというか。
電気・水・ガスのない生活を3ヵ月くらい送って。
自衛隊の方にかなり支援してもらったんです。
琢磨)
多感な高校生の時期に予想も出来なかった体験をされて、被災されたその日々は複雑な記憶となって残ったわけですもんね。
Tさん)
彼女がその日が誕生日だと知った時にまたこれはわたしの人生観が変わる日なんだと
自分の人生の分岐点がまた来たんじゃないかとひしひしと感じて。
3回目のデートの時はラウンドワンで遊ぼうって感じだったんですが丸々1日一緒にいさせもらって将来的なイメージがちゃんと出来たという感覚と一緒にいて楽しいという確認も出来たので、当日良かったら告白しようと思っていたんです。
この人なら、と思えたのでそこで告白をして真剣交際をはじめました。
琢磨)
旦那さんの誕生日に入籍をするんだとおっしゃっていましたけど、それぞれの誕生日に命の絆を感じますね。
生きていることと生かされていること。
またそれを越えて繋がっていける未来と。
キュンとしました。
Tさん/Kさん)
ははは。
琢磨)
お互いの誕生日がそれぞれの意味合いで重なってどっちも自分の誕生日でもあるような感覚になれるなんてやっぱり素敵な事だと思います。
真剣交際を申し込まれた時、奥様はどんな気持ちでしたか?
Kさん)
びっくりしました!
琢磨)
奥様的にはまだそこまでになるとは思ってなかったんですか?
Kさん)
はい。本当にびっくりしました。
でも、素直に嬉しかったです。
真っすぐに伝えてくれたんで。
琢磨)
ちなみにどんな言葉で?
Kさん)
ふわっとごにょごにょって感じではなくて…。
Tさん)
しっかり「付き合ってください」と!
変に「月がキレイですね」みたいなことはぜず。
ははは。
琢磨)
そのあたりも真面目さと誠実さが滲み出ちゃって。
話を聞いているとどこか冷静さがあり震災での体験が巡っている印象があります。
自分のことよりお相手がちゃんと前にあるという。
ともすると恋愛は自分よがりに陥りやすいけど、その感じが一切ない。
Tさん)
あの体験により自分の現在が創られているのは確実にありますね。
琢磨)
今までのデートで印象的だった場所はありますか?
Kさん)
川越は楽しかったですね。
街を巡ったりとかお薦めのつけ麺を食べにいったりとか。
Tさん)
行ったことがなかったので楽しめました。
Kさん)
わたしはずっと埼玉なので何度か訪れたことがあったので。
東武動物公園も行きました。
氷川神社も何回か行っていますし埼玉でデートすることが多かったですね。
琢磨)
プロポーズはどのタイミングでどのようにされているんですか?
Tさん)
言ってもいい?
Kさん)
いいよ。(n*´ω`*n)
Tさん)
彼女の誕生日にしました。
その日がやはり自分の人生の分岐点だと思ったし。
今まではその日は悲しい日だったんです。
その日が彼女にプロポーズ出来た日、彼女の誕生日を祝える日になれたんです。
実家の近くの宮城でプロポーズしました。
その前に彼女の親御さんにも挨拶はしていて、プロポーズ前日にはわたしの実家で両親に挨拶をしていて。
順番は前後しちゃったんですが彼女の誕生日に出来ました。
琢磨)
奥様としてはもう覚悟はあったんですか?
Kさん)
いつかはしてくれるとは思っていたんですが
そのタイミングだとは思っていなくってめっちゃ「うやぁ~!」ってなっちゃいました。あはは。
Tさん)
なんかめちゃくちゃ叫んでくれて恥ずかしかったです。
朝方の人が少ない時間で、人に見られる中でプロポーズする勇気がなかったので
ここしかないと思ってそのタイミングにしたんですけど。
彼女が思った以上に動きでカラダで全身ではしゃいで喜んでくれて。
人に見られていると思って恥ずかしくなっちゃって。(n*´ω`*n)
Kさん)
急に真顔になっちゃって。
琢磨)
奥さんはテンション上がっちゃっているのに!
Tさん/Kさん)
ははは。
琢磨)
何ていう言葉でプロポーズしたか覚えていますか?
Tさん)
「好きです。結婚してください。」というシンプルな短い言葉で。
Kさん)
あと手紙も書いてくれて。
Tさん)
もともと彼女が僕の誕生日の時に手紙を書いてくれたんですね。
その時にわたしお誕生日にも手紙を書いて欲しいと言っていたので
それもサプライズな感じで指輪と一緒に用意して渡しました。
Kさん)
長文でビックリしました。
琢磨)
結婚されてお子さんがもし生まれたら、そのお子さんが結婚するタイミングで見せてあげてください。すごく記念になると思いますよ。
Tさん/Kさん)
ははは。なるほど!
琢磨)
入籍前のお二人ですけど現在、希望や不安を含めてどんなお気持ちですか?
Tさん)
正直、不安は無いです。
育った環境も違うので価値観が違う部分があるのは当然だと思っていて。
お互いの違いこそ楽しみな印象があって。
イベントの一つというか。
強いて上げるなら不安は…いや、強いても無いな。
本当、楽しみしかないです。
琢磨)
素晴らしい考え方ですね!
タオルの畳み方の違いでえ~ってなったりとかするって聞くので。
Tさん)
そういうことも楽しいって思っちゃいますね。
何か相違や嫌なことがあっても、お互いの中で笑って過ごせるイメージがあるんです。
彼女はもしかしたら何かあるかもしれないですけどね。ははは。
彼女の方が現実的に捉えているかもしれないので。
琢磨)
聞いてみましょうか!
奥さまどうですか?
Kさん)
わたしはどちらかというといつも漠然と不安っていうタイプなんで。
本当にいつも。
Tさん)
ははは。
確かにそうだね。
Kさん)
ネガティブな考え方からはいってしまうほうなので。
日頃「何かあるなら言ってみて」とか彼が言ってくれるし、
今みたいな彼の考え方に最終的には笑っている自分がいるので
そういう意味ではだいぶ自分が変化してきているかなとは思っています。
Tさん)
メンタルケア、成功です!
ははは。
琢磨)
素晴らしいですね。
旦那さんが近くで不安を解消してくれるパターン。
本当にいい相性ですね。
Kさん)
例えばデートとデートの間のその期間に不安が溜まってしまうんですけど。
琢磨)
それは旦那さんが会ってない間に心変わりしてしまうんじゃないかという乙女な不安ですか?
Kさん)
違います。
えっと…。
Tさん)
会って話してあの時はやり過ごしたけど、本当は嫌だったんじゃないかなとか。
僕に嫌な想いをさせちゃったかなとかいう不安があるみたいで。
そんなの全然思ってないよって。
Kさん)
そういうのがあります…。
琢磨)
お互いの思いやりの表現が違うだけで、相手を思いやっているからこその不安なんですね。
それを旦那さんはポジティブに捉えて返す、奥さんはネガティブからはいってそれをゆっくりポジティブに転換していう時差というか。
そういうのってありますよね。
あの時言い過ぎたかなとか、冗談に思えなかったかなとか。
Kさん)
あぁ、ありますか。
琢磨)
ありますあります。わたしは余計な一言が多い気がしていつもなんとなく反省しています。
Kさん)
ははは。
琢磨)
そういう観点からもお二人の相性はばっちりですね。
Tさん)
わたしが地に足ついてない時があるので、彼女が現実的にやらなきゃいけないことを
洗いだしたりしてくれるのでそれが凄く助かっています。
琢磨)
旦那さんはめちゃくちゃ多趣味ですよね。
奥様は何か趣味はあるんですか?
Kさん)
音楽を聞いたりLIVEに行ったりするのが趣味ですけど、基本は家にいるのが好きで。
のんびりしています。ははは。
琢磨)
旦那さんは多趣味なのでそれに寄り添っていこうという感じなのか、それともその世界はその世界でお互いに守っていくのかどういう感じですか?
Tさん)
交際はじめた時にお互いの趣味はそれぞれ大事にしていこうねって話していたんですが
彼女のLIVEに一緒に行ったりとか。
Kさん)
LIVE行ったことが無いって言っていたので誘って。
Tさん)
気が付いたら彼女の趣味に参加させてもらったり、わたしが美術館が好きなので一緒に行ってくれたりとか。
琢磨)
無理なくお互いの世界を共有する関係になってきているんですね。
理想的です!

《未来編》

琢磨)
今後の夢はありますか?
Kさん)
日頃のささいなことで笑い合えたらいいなと思っています。
落ち着いたら旅行にも行けたらなと。
入籍もそうですが結婚式も11月にするのでちょっと今は衣裳合わせとか色々あるので。
琢磨)
そうですか!!
それは楽しみな未来がすぐそこに。
Tさん)
そうですね。
彼女がそばに居てくれて、子どもが出来たらその子どもと戯れている姿が見られるだけでいいなって思っています。
自分を想ってくれる人がそばに居てくれることが1番の願いだったのでそれを大切にしたいです。
その願いが現在叶っている状態なのでこれがずっと続けば嬉しいなというのが率直な思いです。
琢磨)
本当になんだろ…。言葉に出来ないけど温かいんですよね。温度を感じる。
失礼かもしれませんが震災を体験して誰にもわからない傷のようなものがあって、そこをたくさんの趣味や仕事で埋めていたんでしょうけど、最終的にすべてを包み込んでくれたのが奥さんだったんだろうなって、そんな風に感じてしまいました。
Tさん)
そうですね。
琢磨)
最後に、婚活中の皆さんに旦那さんは男性の方に、奥様は女性の方にアドバイスいただけますか。
Tさん)
自分の中で大事にしていたことが二つあって
一つは行動してちゃんと発言すること。
デートの誘い、告白、プロポーズなど自分からお相手に意思を行動と言葉で示していくこと、伝わっているはず感じてもらっているはずでは難しいと思います。
言葉にしてちゃんと言うことでお相手の安心感につながると思います。
家庭を持つということを考えるとそんな部分からずれていかないようにすることが大切だと思います。
二つ目は…とりあえず笑う。ははは。
どんな話題でも笑顔から入ろうと思っていて。
そうしないと結婚自体が仕事のようになってしまって楽しめないと思うんです。
やらなきゃいけないこと、しなきゃいけないことになってしまうんじゃないかと。
そうじゃなくて望んでいたこと、したかったことがここにあるということを忘れずに笑顔でいるのが大事だって思っています。
Kさん)
すごいなぁ(n*´ω`*n)
琢磨)
素晴らしいですね。
笑顔はコミュニケーションの基本だと本当に思います。
ただ、近くにいてくれる人には一番わがままを見せられるからこそ本当は1番に笑顔でいるべき人の前で出来なくなっていることが多いのかもしれません。
確かに旦那さんの画面越しの笑顔にひっぱられてわたしもずっと笑っていた気がします。
笑顔の連鎖ですね。
さぁ、奥様は?
Kさん)
このあとに…難しい。ははは。
わたしは婚活期間が長かったので。
琢磨)
そうですよね。「恋たま」で3年ですしね。
ちなみに、今更ですけど旦那さんと出会うまでに何人くらいとお見合いしましたか?
Kさん)
ふふ。30人くらいです。
琢磨)
旦那さんに出会えるまでの過程ですからね。
それなりにはちゃんと動いていたと。
Kさん)
そうですね。でもなんか…。
たくさんの情報に踊らされそうになっちゃう時期もあったんですけど。
そこばかりを気にし過ぎると自分らしさとはかけ離れていてしまうので
参考にはしてもいいですが自分らしさは無くさないようにしていました。
本来の自分とかけ離れた演出をしてしまうとしんどくなってしまうと思うので
どこか自然体な部分を残しつつやっぱり諦めないで活動を続けて欲しいです。
琢磨)
上手くいかない、こんなに頑張っているのにっていう葛藤が常にありましたよね。
でも、自分らしさという原点に戻るというか気づいた時にちゃんと運命が嚙み合いましたね。
悩んで努力して涙した自分を褒めてあげてくださいね。
で、そんな葛藤を乗り越えてちゃんと出会えた現在を旦那さんにいっぱいいっぱい褒めてもらって下さい。
Kさん)
はい(n*´ω`*n)
琢磨)
今日は本当にほっこりさせていただきました。
本当にありがとうございました。
Tさん/Kさん)
楽しかったです。
ありがとうございました。

さぁ、いかがでしたか。

震災を経験したことによる言葉にならない喪失感を埋めてくれたのはまさに誕生日がその日だった奥様。

悔しかった日がまた違う価値観を創る日へと変わりました。

3年という長い婚活登録時期を超えたのは色々あったけど諦めなかったから。

そんな二人が重なって別々の道が同じ方向を見つめて歩いていくという運命の道へとつながっていました。

ネガティブもポジティブも表裏一体だなと。

思いがけないことで人と人は支え合っているのかもしれません。

11月楽しみですね。

きっとお二人はずっと笑顔なんだろうなと思わせてくれるインタビューとなりました。

さぁ!あなたも! 埼玉で恋しよう。

                     恋たまキューピッド

                     和田琢磨(にゃんたぶぅ・たくまん)