成婚物語

E夫妻編

2022年7月入籍

交際期間6ヶ月

 

夫: Tさん 45歳

妻: Nさん 44歳

インタビューの直前にご入籍!

ラブラブ真最中な時ではありますが、奥さまが癌になられて闘病中。

しかし、しっかり支え合うお二人に愛の絆を感じ、

寄り添うことの大切さと心強さを学びました。

抗がん剤での治療の大変さを抱えながらも明るく元気にお話してくれる奥様、

それをにこやかに見守る旦那様。

素敵なインタビューになりました。

年齢も、病気も結婚しない理由にはなりません。

このご夫婦の成婚物語をどうぞ!

~出会い編~

琢磨)
今日はお願いします。早速ですが【恋たま】を何で知りましたか?
Tさん)
私の住んでいるところの広報誌に情報が載っていまして、それで知りました。
なんだか、私の市だと安くなるって書いてあったので。
それもいいなと思いまして。
琢磨)
重要です。お得に婚活出来ましたね。
奥さまは何で知りましたか?

Nさん)
私はもともとは結婚に興味が無かったんですけど、たまたまテレビで【恋たま】のAI婚活が特集されているのを見まして。
AI婚活ならいいかなって興味を持ちまして登録しました。
琢磨)
ではAIでのマッチングなんですか?
Tさん)
いいえ、私が検索でメッセージを送りました。
琢磨)
検索でしたか。どんなところに惹かれて奥様にメッセージを?

Tさん)
まず、かわいいなと思いまして。(n*´ω`*n)
それとプロフィールも読ませていただいて、この人いいなと思いました。

琢磨)
奥さまは旦那さんからメッセージが来たとき、どんな印象でしたか?

Nさん)
実は登録して1週間も経ってない時で、たくさん色々な方からメッセージ頂いたんですが、
婚活自体はじめてで、よく使い方などを理解してなくて、なんだかOKのメッセージを送ってみたって感じでした。

琢磨)
ははは。そっか、使い方よくわからないから何だか送っちゃった感じだったんですね。
最初の顔合わせはどちらで?

Tさん)
大宮の「豆の木」(大宮駅にあるオブジェ・通称:豆の木)で待ち合わせをしてスタバに入って。


琢磨)
第一印象はお互いどうでしたか?
Tさん)
かわいかったです。声もかわいくて、一緒に話していてホワッといい気持になりました。
その時からもう、この人いいなって思いました。

琢磨)
奥さまはどうでしたか?

Nさん)
面白かったです。ははは。
お城の話とか鉄道の話とかしてくれるので、ずっと聞いていました。

琢磨)
え?城に鉄道?旦那さんの趣味なんですか?

Tさん)
はい。好きでして。
名城100選とか鉄道とか。

琢磨)
でも、いきなりそんなニッチな話。
いやぁ、これ、どっちかに転ぶなぁ。
女性的にはいきなりよくわからない話・・・。ってなるか
知らないから面白いってなるか…。
奥さまは?

Nさん)
一生懸命話してくれるし、知らないことだらけでなんだか面白かったんです。

琢磨)
あぁ、良かった!はは。そっか、それが大丈夫じゃなかったら結婚してないもんね。
最初に会うときに心がけていたことってありますか?

Tさん)
とにかく楽しい時間になるように私は心がけていました。

Nさん)
私はちゃんと相手の話を聞こうと思って、しっかりお話を聞くことを心がけました。

琢磨)
バランスはばっちりですね!
旦那さんは【恋たま】に登録されてどのくらいだったんですか?

Tさん)
3ヶ月くらいでした。

琢磨)
では、お互い早いタイミングで上手くいったわけですね!
短期決戦が一番うまくいく方法ですから!
たまたまかもですが実践されていましたね!
交際期間はどのくらいだったんですか?

Nさん)
実は何回かお別れをしているので…
ちゃんと付き合ってからは6ヶ月くらいかな。

琢磨)
へ?何回か別れているんですか?は?
ちょっと後で詳しく聞かなきゃ!

Tさん)
ははは。

~デート編~

琢磨)
お見合いを経て初めてのデートは何処でしたか?

Nさん)
大宮の氷川神社に行きました。
それから素敵なイタリアンレストランを調べてくれていたみたいで、そこに行きました。
噴水とか船とかがある雰囲気のいい所でした。

琢磨)
いいですね。そういうところをちゃんと調べてくれて、頼りになる感じですね。

Nさん)
嬉しかったですね。エスコートしてくれましたね。ふふふ。

琢磨)
やるじゃ~ん!旦那さんやるじゃ~ん!男らしい。
第一印象は面白い人だったのに。


Tさん)
ははは。

琢磨)
奥さまは第一印象からの変化はありましたか?

Nさん)
頼れて、すごくいいなと思いました。

琢磨)
旦那さんは奥様への印象の変化はありましたか?

Tさん)
自分がちょうど転職を考えていた時だったので、そのあたりの話を聞いてくれました。
「人生一度きりだし、やりたいことやったほうがいいよ。」ってアドバイスをくれたりしたので、ありがたかったですね。

琢磨)
ちなみにどんなお仕事を?

Tさん)
鉄道関係に転職しました。

琢磨)
おぉ!趣味と実益を兼ねた!

Nさん)
そうです。そうです。

琢磨)
奥さまはどのようなお仕事をされていたんですか?

Nさん)
私は医療関係に勤めていました。

琢磨)
一番思い出に残っているデートってありますか?

Nさん)
印象的だったのは最初の氷川神社のデートですかね。
実はですね。
お見合いの後に一度断っているんです。

琢磨)
え?どういうことですか?
お見合いの後に一度断っているんですか?

Nさん)
そうなんです。

Tさん)
しかも2回ほど…。

琢磨)
え?どういうこと?

Nさん)
いい人だったんですけど、お見合いの最後の方に意見の食い違いのようなものが合って
なんかどうかなと思って。

琢磨)
でも、もう1回交際を申し込んだんですか?

Nさん)
はい。私の方から。
で、更にもう一回断ったんですけど、またお願いをしてちゃんと交際になりました。

琢磨)
えぇ!またレアなケース。

Nさん)
ふふふ。そうなんです。

琢磨)
その断ったタイミングで他の方にも会ったんですか?

Nさん)
はい。

琢磨)
でも、やはり他の方とお会いしてやはりTさんの方がいいなってなったんですね。
奥さんもはじめての婚活で、しかも登録してすぐだし、基準がわからなかったんですよね。でも、ちゃんと旦那さんを選んだと。

Nさん)
結婚するならTさんがいいなって思えたので。

琢磨)
奥さまにとっては決意を固める必要な時間だったんですね。
旦那さんはどうだったんですか?
2回も3回も断られて。

Tさん)
何がいけなかったのか、全然わからなくて悲しかったですね。

Nさん)
泣いちゃってたね。

Tさん)
うん。

琢磨)
そりゃ泣きたくもなりますよね。
でも、納まるところに納まりましたね。
よかったよかった。
旦那さんは奥様から断られている間、他の方に会ったりはしていたんですか?

Tさん)
いや、無かったですね。
Nさんへの想いがあったので。

琢磨)
そっか~。一途だなぁ。

~結婚編~

琢磨)
結婚を意識したのはどんなタイミングですか?

Nさん)
「結婚するなら別れないで一生一緒にいましょう。」って私が言ったんです。

琢磨)
旦那さん的には奥様のことずっと好きでいたからそれは嬉しいですよね。


Nさん)
泣いちゃってた…。

琢磨)
かわいい!じゃぁ、プロポーズは奥さんからって感じだったんですかね?

Tさん)
そうですね。逆プロポーズな感じですかね。

琢磨)
いいなぁ。うらやましい。旦那さんからあらためてプロポーズはしてないんですか?

Tさん)
してないでね。ははは。

琢磨)
じゃ、三回のお断りに耐えてくれたお返しが奥様からのプロポーズだったんですね!

Nさん)
一途ですよね。

琢磨)
結婚するのにあたり大切にしたことはありますか?

Nさん)
2回目に会った時にはTさんが婚姻届を10枚くらい持ってきていたんですよ。
すごく展開が早かったんです。
家族も含めてそのスピード感についていけなくて。
家族にも一時的なものじゃダメだよと言われたのもあって交際を半年くらいしてから結婚ということになりました。

琢磨)
なるほど!そりゃ奥さんがちょっと断った理由もわかるわ!!
でも、それほど好きになっちゃったんですね。

Tさん)
もう、この人しかいないなって思ったんで。

Nさん)
3回目に会った時にはもうベットとか選びに行っちゃったりして。
色んな展開が早かったんです。

琢磨)
いきなりベットかい!
なるほどね!奥さん的には結婚へ向けた準備という階段をまだ上ってもいないのに
いきなり結婚って感じになっちゃったから戸惑ったんですね。

Nさん)
私の願いをすぐに叶えてくれちゃうんですよ。

琢磨)
本当に旦那さんは【恋たま】で素敵な人に出会えたんですね。
でもね、女性は3回目に会った時にベットを見にいったら引くと思うよ、普通。

Nさん)
しかも買っちゃったんです。

琢磨)
えぇ!すごいなぁ。そのくらい気持ちが高まっていたんですね。
そんな大好きな人と結婚出来て、旦那さんはいかがですか?

Tさん)
毎日居てくれる、それだけで嬉しいです。

琢磨)
今はもうお二人で暮らされているんですか?

Nさん)
私が今、病気なので毎週決まった日に実家には帰っている感じで、
病院の前日までは一緒に居ます。

琢磨)
大変なご病気なんですよね。
そのご病気を旦那さまが知ったタイミングはどのあたりなんですか?

Nさん)
将来的に子供が欲しいと思っていたので年齢的な事もあるので今から4ヶ月くらい前に産婦人科に行ってみたんです。
そしたら卵巣が腫れているので片方を摘出すればもう片方で妊娠出来ますよって言われたんですけど。
でも、もう一方にも影のようなものが見えるのでもしかしたら癌かも知れませんって言われて。
で、結局癌が見つかって今、治療中という感じなんです。
私はすごく子供が欲しかったんですけど、もう子供を残せないのでわたしより他の方と結婚したほうがいいんじゃないかってTさんには言ったんですけど「大丈夫だよ。」って言ってくれたんです。
琢磨)
わぁ。よかった、素晴らしい旦那さんですね。
その人生ごと丸ごと受け入れてくれたんですね。

Nさん)
実はわたしの癌はなかなか見つからない稀有な癌で、生存率が低いと言われているんです。
でも、検査したおかげで見つかって、たまたま初期の初期のようなタイミングだったので命には別条ないらしくて。

琢磨)
旦那さんとの出会いによって命が繋がったんですね。

Nさん)
そうなんです。
そのタイミングで見つかってなかったら今、たぶん余命数ヶ月って状態だったと思うんです。

琢磨)
旦那さんが本当に命を繋いでくれた神様みたいな存在だったんですね。
運命ってすごいですね。

Nさん)
私は入籍直前まで本当に悩んだんです。
Tさんに子供が出来ないし、と。
入籍するまでは私がナーバスになっちゃって。
でも、支えてもらえたんです。
ずっといるよって言ってくれて。

Tさん)
なにがあってもずっといるよってね。


琢磨)
二人で生きていこうっていうのも一つの正解ですね。
出会うべくして出会った二人なのかも知れませんね。
氷川神社のデートで結婚をあせったのも何か奥様に病気を伝えるチカラが働いたのかも知れませんね。
Nさん)
うちの母も言っています。「Tさんが居たから命が救われたね。」って。

琢磨)
ホントですね。
なんか泣けてきちゃいます。
命を懸けた成婚物語ははじめてです。
旦那さん、いい人だなぁ。

~未来編~

琢磨)
今後のこれからのお二人の夢を聞かせてください。

Tさん)
本当に毎日普通に暮らしていければそれだけでいいのかなと思っています。

Nさん)
楽しく笑顔で毎日過ごしていきたいです。
年甲斐もなくラブラブしていきたいかなって思っています。(n*´ω`*n)

Tさん)
(n*´ω`*n)

琢磨)
お互いがお互いを見つめ合いながら生きていけるからそれはそれで素敵ですね。
旦那さんは婚活中の男性に、奥様は女性にアドバイスをお願いします。

Tさん)
相手の話をちゃんと聞いてあげてください。
相手のことを思いやる気持ちがたいせつだと思います。

Nさん)
悩んでいるみなさん、大丈夫です。
私でも結婚出来ました!

琢磨)
奥様は自分が諦めそうになった時に旦那さんがしっかり支えてくれたわけですもんね。
どんな状況でも支えてくれる人はいるんだなって思いますね。
自分をネガティブに捉えてしまう方が結構いらっしゃいますが、
そのことは関係ない次元でちゃんと出会っていけるものなのかも知れないですね。
今日は本当にありがとうございました。
治療も頑張ってくださいね。
素敵な時間でした。

T/Nさん)
こちらこそありがとうございました。

いかがでしたでしょうか?

命を繋げてくれたかけがえのない出会いでした。

カラダも治療で辛いのにずっと笑顔で対応してくれた奥様、それを愛おしそうに眺める旦那様。

年齢も病気も理由にしない。

強い想いと絆を感じました。

二人には二人にしか理解できない関係があります。

パートナーとの未来を一緒に歩くこと、

どうか諦めずに運命を手繰り寄せてください。

さぁ、次の物語も楽しみです。

どうかこの記事が誰かの幸せに繋がりますように。

 

 

絵・文 恋たまキューピッド 和田琢磨(にゃんたぶぅ/たくまん)